5/5-7ベントータでアーユルヴェーダ三昧
スリランカ南西部に位置するベントータで泊まるホテルはダルマヌータ・ガーデンズ。ここを選んだのはアーユルヴェーダを体験したかったから。
アーユルヴェーダとは4000~5000年前にインドで発祥した伝統医学で、心身のバランスを整えて健康な状態を維持することを目的にしている。本当は10日間くらいは継続して受けないとちゃんとした効果がでないらしく、期間が短いと断られることが多いのだけど、ここは3日間からでも受けつけてくれた。
初日、女性のドクターの診察があり、体調のことを詳しく訊かれた。
体質のチェックが行われ、ヴァータ、ピタ、カッパという3種類のドーシャのうち、私はヴァータの体質だといわれる。これは生まれ持っての体質で、老いたり病気になったりしても変わることはないそう。
写真の左側の矢印が今の私の状態で、ヴァータとピッタが強すぎ、カッパが弱まっている。これを3つとも正常な右の状態に戻していくのだそう。
1日のスケジュール
・朝7時からヨガ
・朝ご飯(ドクターからレストランへ食べた方がいいものを報せておいてくれる)
・朝ご飯の帰りにお薬をもらって飲む
・1時間45分ほどのトリートメント。ひとによってメニューが違い、私の場合はシロダーラ(仰向けに寝て額の上にオイルの入ったポットを掛け、時間をかけてゆっくりオイルを垂らしていくもの)、全身マッサージ、フットマッサージなど。
・自由時間
・夕飯後にまた薬をいただいて飲む
こう書くと暇そうに思えるかもしれないけれど、アーユルヴェーダのマッサージは基本的にオイルを使ったもので、全身オイルまみれになる。これを1時間は流さないようにいわれ、ガウンを着たままの恰好でごろごろしてお昼を食べたらもう1時か2時頃になっている。
ホテルのなかは手入れが行き届いていて、のんびりした雰囲気。
ホテルのゲート。
泊まった部屋。
部屋の前の小径。
アーユルヴェーダのトリートメントを受けるところ。
レストランの脇には湖のように大きな川が流れている。
大きな敷地内にハーブガーデンや池や散歩道があり、栗鼠や野鳥、蛍も見ることができた。
そしてこのホテルで出た食事が、スリランカで食べたごはんのなかで1番美味しかった!
朝食はビュッフェで、各料理のしたにV・P・Kと書かれているのが、そのドーシャの人に向けた情報。
魚や肉もでた。
1日2回飲むお薬。苦かった。
午後の自由時間は、1日目は洗濯物などをしてのんびり過ごし、2日目はホテルで知り合ったAさんに近くの町に連れて行ってもらった。1時間くらい歩いたけど、通りすがりの村のひとたちがとても気さくで、笑顔でハロー、ハローと挨拶してくるのに癒された。
3日目はベントータビーチへ。インド洋の海は荒々しくてシンガポールで見る穏やかな海とはまるで違う。
こうして3日間のアーユルヴェーダを堪能して最終日、タクシーでコロンボの空港へ。ドライバーは最初に運転してまわってくれたマヘッシュさん。空港で改めてお別れをした。
スリランカはインド系の人が多いけれど、のんびりしておおらかなひとが多かった。なんとなくネパールの人たちと似ているような気がする。
移動の多い旅行だったけど、後半はのんびりできてよかった。
これでスリランカ旅行記は終わりです。最後まで読んでくれた方、お付きあいありがとうございました。
アーユボーワン!
Dalmanuta Gardens
Address : 21,Meegama road,warapitiya,Dharaga Town, Bentota, Srilanka
Web : http://www.dalmanuta.com/
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