5/30 タンブッラ → シーギリヤ観光 → アヌラーダブラ
朝早く起きてスリランカ観光の目玉、シーギリヤ・ロックに向かう。
ホテルを出るときに、今日のご飯を運んでいる象に会った。象は可愛いけど象使いさんが持っている鞭のようなものが怖い。
さてお目当てのシーギリヤ・ロック。絶対に上まで登ると決心してきたのだけれど、森の中に突如現れた巨大な岩は、近くで見るとかなりの迫力がある。

急な階段と暑さに負けそうになりながらも階段をひたすら登る。
岩の上の方にシーギリヤレディといわれる美しいフレスコ画があった。写真はNGだったので撮れなかったのが残念。
さらに登り続けると、岩の中腹に巨大な足が現れる。今は足しか残っていないけれど、昔はこの上にライオンの頭もあったそうな。
そして登頂!
11世紀後半。ここには狂気の王と称されるカーパシャが造った宮殿があったそう。
カーパシャ王子には腹違いの弟がいて、弟は王族の血筋なのに対し、カーシャパの母は平民出身だった。弟に王位が移ることを恐れたカーシャパは父王を監禁、弟はインドに逃亡してしまう。結局カーパシャは臣下をそそのかして父王を抹殺。
そのあと、このシーギリヤ・ロックの上に宮殿を建てはじめた。7年後ここに王座を置き11年間ここで暮らした。
最終的にはインドから攻めてきた弟に敗れ、命を絶つことになった。弟はこの王宮を仏教僧に寄進して、首都をアヌラーダブラに戻したという。
何もない広大なジャングルのど真ん中、巨大な岩の上に住もうと決めた王はどんな心境だったんだろう。
このあとは、まっすぐアヌラーダブラに向かった。
途中、川で水浴びをしている象が気持ち良さそうだった。
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