先週末、テンガ島に行ってきました。
どこそれ?という声が聞こえてきそうですが、マレー半島の東側、南シナ海に浮かぶ小さな島です。ティオマン島の近くと言った方がわかりやすいかもしれません。
シンガポールからは、マレーシアのメルシンという港町まで車で3~4時間+フェリーで30分の距離です。
メルシンへの道のりでイノシシ
メルシンへは事前にチャーターしたタクシーで向かいました。途中ジョホールのイオン近くにあるセブンイレブンでシンガポールからの車を乗り換えたのですが、タクシー代は片道160SGD。乗り換えなしだともう少し高いようです。
車の乗り換えもスムーズにすみ、ドライバーのおっちゃんも良さそうな人でひとまず安心と思っていたら、事件は起こりました。
ジョホールバルからメルシンへは長い国道を走ることになります。左右をパームツリー畑に囲まれた退屈な道で、周囲の車はかなり飛ばしている。
そしてドライバーのおっちゃんが何度もあくびを噛み殺している……。
大丈夫かなあと思いながら、少しでもおっちゃんの眠け覚ましになればと、今日もヘイズが凄いとか、遠くとが水墨画みたいに霞んでるとか、どうでもいいことを隣でガン寝している旦那に話かける私。
朝早かったこともあり、あまりの眠気に負けて私ももう寝てしまおうかと思ったとき、突然おっちゃんが叫びました。
顔をあげると窓の外、反対車線にふっとんで転がっていく車の姿が……!
しかも上下逆さまになってドアがもげた‼︎
おっちゃん曰く「前を走ってた車にイノシシがぶつかった」とのこと。
その後も平然と運転をつづけるおっちゃん。いやまず事故った車のひとを救助しなきゃと思ったら、後続の車の人がひっくり返った車に駆け寄っていたのでとりあえず安心しました。
道の真ん中で倒れている大きめのイノシシを丁寧に迂回し「前の車はスピードを出していてイノシシが突然出てきたから避けれなかった。だから俺はこの道をゆっくり走ってるんだ。この道はゾウも出ることがある」となぜかドヤ顔のおっちゃん。
眠いからゆっくり走っているわけじゃなかったんだ!でもあんな事故が目の前で起こったのによく車止めなかったよね。たしかにおっちゃんの仕事は私達を目的地まで運ぶことだけどさ。
という複雑な思いを抱きながらも、何事もなかったかのようにメルシンの港町へ。
帰りによくよく見てみると、その道にはたしかに『ゾウに注意』やら『牛に注意』やらの交通標識が立っていたので、行く人はシートベルト必須で、ドライバーがスピードを出していたら落とすように言うことをお勧めします。
でも大きな動物が突然飛び出してきたら、運がなかったとしか言いようのない気もする。
メルシンの港
というわけでメルシンに着きました。シンガポール・マレーシア間のイミグレが空いていたのでかかったのは3時間ほど。
フェリーの時間までそばのフードコートで時間を潰します。
フェリーに揺られること30分でテンガ島へ。
島の様子は後編で……
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