5/3 ポロンナルワ → ダンブッラ観光 → キャンデ観光・泊
朝早くからキャンディに向かい、途中ダンブッラの石窟寺院を観光する。
ダンブッラの石窟寺院
まず始めに大きな金色の仏像がお出迎えをしてくれる。でもその裏の山にある石窟寺院が目的なので、迂回して階段を登っていく。
かなり急な坂道。途中お供え用の花をひと束買った。
階段を登っていると2回も猿に襲われた。狙いは花で、食べ物でもないのになんでと思ったら、食べてる……。
蓮の花って美味しいんだろうか。頂上に着くころには花束は半分になってしまった。
ここはスリランカ最大規模の石窟寺院で、5つの石窟に無数の仏像が置かれている。壁には所狭しと仏が描かれ、薄明かりに浮かびあがるさまは、まさに荘厳。
帰りにまた急な階段をくだり、へとへとになって休憩所で飲んだGiner Beerなる飲み物がスパイシーで美味しかった。
そのあとは一路キャンディへ。ホテルまで送ってもらい、ここでドライバーさんとはお別れ。
キャンディ
15世紀から19世紀にかけてシンハラ王朝最後の都が置かれていた古都キャンディ。スリランカの中南部に位置し盆地であることも相まって、北のアヌラーダブラやポロンナルワに比べてかなり涼しく感じる。
ホテルで一休みしてキャンディの町を散策することにした。久しぶりの町。喫茶店があるだけでもう嬉しい。
キャンディからもう少し南下した地域には茶畑が広がっている。スリランカといえばセイロンティ。事前に友達から噂を聞いていたMlesnaという銘柄のお茶を買いに行くことに。
町にあるムレスナ・ティー・センターには沢山の種類のお茶が売られていた。新茶のものが最も美味しいと勧められ、あとは、店員さん曰く「パッケージが違うだけで中身はどれも一緒」とのこと。ほんとに?という疑問を捨てきれず、パッケージに記載されている説明文をしつこく読み比べる私。確かに外装は缶だったり紙だったり可愛かったりシックだったりで違うんだけど、それだけじゃないはず……と思うものの、結局違いがわからなかったので大人しくジャケ買いしました。
スリランカでは砂糖をたっぷりいれて紅茶を飲むと聞いていたので、買ったお茶はあとでハチミツを入れていただいた。すっきりしていて上品なお味。私の残念な舌と語彙力では表現しきれないのだけれど、本当に美味しかった。
仏歯寺
夕方になってから仏歯寺へ。仏陀の歯を祀るお寺は、実はシンガポールにもある。シンガポールでもけっこう大きなお寺で大切に扱われているけれど、ここスリランカではさらに重要なものとされていた。王権の象徴だったり、仏歯のある場所が首都とされたりしたのだとか。その仏歯を収めた部屋が開放されるのは1日3回のプージャという儀式のときだけ。その時間に合わせて向かった。
年に1回、仏歯を象の背に乗せて町を練り歩くお祭りがあるそうで、お寺のなかを象が通れるように通路は大きくできている。
祭りの様子を書いた壁画も。
時間が近づき、ひとが続々と集まってくる。
太鼓の音を合図に儀式が始まった。
ここでまた献花を買う。今回は猿がいないので安心。
供物を奉納してお祈りするひとびと。
仏歯が置いてあるお部屋のまわりを拝みながらぐるりと歩く。仏歯自体は見えず、見られるのはそれが入っている小箱まで。そのまま人の流れに沿って歩き、別の部屋に置かれた仏像をお参りしてまわる。
寺内は奥が深く、すべて見終わって外へでるとすっかり暗くなっていた。
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